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NPO法人パートナーシップセンター





里山環境保全教育活動



 里山環境保全教育活動の取り組み 福井県北部・中部地域は山、川が豊富で自然環境に恵まれた地域ですが、農林業衰退に伴い活力が低下、農山村・里山地域の暮しや自然環境が軽視される傾向があります。こうした風潮のなかで成長した若い世代の世帯の農山村・里山地域からの流出、同地域の荒廃が急速に進んでおり、農山村・里山地域の環境保全が放置されているという問題が生じています。
  NPO法人パートナーシップセンターは、1990年より福井県内で市民レベルの国際交流・協力活動や県内海外における自然環境保全活動に取り組んできたなかで、美しい山に囲まれ林業が盛んであり、また足羽川が流れる自然豊かな里山・農村地域である美山町の林業家や地域関係者とのご縁が深まりました。関係者と協議し、子供の頃から自然環境に対する興味関心を醸成し、農山村・里山地域の環境保全に果たす大きな役割への理解を深めることが重要だという認識から、農山村・里山地域で様々な体験を通じた総合的な環境保全教育活動を行い、子供達の環境保全意識の啓発、およびこうした活動を担う指導者養成などに2003年から取り組んできました。
  里山環境保全教育活動の初年度にあたる2003年度は、農山村・里山地域で様々な体験を通じた総合的な環境保全教育活動を子ども達を対象にして行い43人の子ども達に自然環境に対する興味関心を醸成することができ、更に指導者養成に取り組むことで里山環境保全に関する知識と技術を備えた指導者を20人養成することができました。
 2年目にあたる2004年度は、「さらに知識と技術を学べる指導者養成講座を行ってほしい」という参加者の声を受け中級講座の実施を通じて指導者層のレベルアップを図りつつ、2003年度と同程度の内容(初級講座)を引き続き実施、指導者の裾野をより広げる活動計画とすることにしました。
 また、2003年度に子ども達を対象に取り組んだ里山環境保全教育活動については、様々な体験を通じて子ども達の里山の自然環境に対する興味関心を醸成することができたが、より理解を深めていくために「私と里山・自然のつながり」を感じることができる活動に取り組むことにしました。具体的には、当センターが企画する里山環境保全教育活動や体験型環境教育活動の参加者・指導者等を対象に、里山との関わりを考え表現し、里山環境保全への理解を深めようと、絵や作文等でふりかえる「私と里山・自然のつながり」ふりかえり活動を実施することにしました。当初は、コンクールを想定しましたが、感じたことや考えたこと表現したことに優劣をつけないほうがいいというご意見もいただくなかで、応募のあったものをそのまま、「私と里山・自然のつながり」ふりかえり会で発表・展示、Hpや報告書等に、それぞれの、様々な表現ということで掲載することにしました。
 更に、これら2004年度に取り組んだ活動の諸成果を報告書、インターネットを通じて情報発信し、里山環境保全教育の普及に取り組みました。

 こうした活動を行っていたさなか、私たちが活動を取り組んでいる福井市は、2004年7月18日発生した福井豪雨によって大きな被害を受け、特に美山地区(旧美山町)は壊滅的な状況に陥りました。私達の活動にも大きな影響が出ました。7〜8月は行政・住民あげての復旧活動が進められ、私達も地域で活動するNPO法人として復旧活動に関わるなかで、自然と災害、自然環境保全と人間社会の生活環境の改善(開発)、人と人との繋がりなど、様々なことを身をもって体験し、感じ、考えさせられました。こうしたことを「環境教育の教材」と捉え、活動に従事する私たちも含めて本活動および当センターの活動に参加する青少年・社会人等と共に様々な状況に向き合い、関わっていくことが求められる情況となりました。2004年度の事業として、福井豪雨後の取り組みとなった指導者養成中級講座、「私と里山・自然のつながり」ふりかえり会では、こうした視点も取り入れた活動展開となりました。

 2005年度、子どもを対象にした環境保全教育活動については、1泊2日で25名が参加、里山の森、土、水、生き物、文化ついて触れ、学びました。指導者養成講座については、3日間のカリキュラムで15名が受講、環境保全教育活動の基本的な考え方・理念、指導法、安全対策、実習などを学びました。実践型里山環境保全教育活動については、実践的活動と環境教育を組み合わせた総合的な環境教育活動と位置づけ、学習会を実施し、ホタル生息状況調査、飼育活動に取り組んできました。今年はホタルが見られないのではないかと心配されていたが、6月にはまばらではあるがホタルの生息が確認できた。生息数が激減した状況であることを考慮し、15匹ほどの成虫を捕まえ産卵させ、教育活動や指導者養成講座に参加した子ども・指導者達・地域住民の方々とともに飼育活動に取り組んだ。私達自身始めての飼育活動で試行錯誤したが、9月〜10月に50匹ほどの幼虫を川に放流することができました。

2004年度活動

足羽川中流域 東尋坊
美山で森のテラス完成
雪と木のアート 山にも秋の気配

直線上に配置

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