第一回アジア全体会議
English  Korea   Mongolia 
活動名:アジア諸国協働による実践型環境保全教育のネットワーク作り

実施団体:NPO法人パートナーシップセンター


第一回アジア全体会議報告

平成21112413:0016:30

場所
福井市地域交流プラザAOSSA研修室605号室

出席者
中国浙江省:王倩(浙江省におけるパートナー、中国緑逝江環境保護協会副総幹事)
中国浙江省:Zheng Zhu Yun(浙江省におけるパートナー、浙江省人民対外友好協会副秘書長)
中国内モンゴル:哈斯高娃(内モンゴルにおけるパートナー)
韓国:金玄勲(韓国におけるパートナー)
モンゴル:BatbayarUlziidelger(モンゴルにおけるパートナー)
ミャンマー:龍田キンラッ(ミャンマーにおける現地協力者)
日本:辻一憲(NPO法人パートナーシップセンター理事長)
辻秀子(中国コーディネート担当、ミャンマーコーディネート担当)
川原優一(中国浙江省訪問者)
上野洋平(内モンゴル訪問者)
村上忠明(韓国訪問予定者)
伊藤弘晃(韓国訪問予定者)
辻英之(モンゴル訪問予定者)
辻きぬ(ミャンマー訪問予定者)
以上14
ほか協力者、事務局等7名含め合計21

進行
辻一憲

議題
アジア諸国協働による実践型環境保全教育のネットワーク作り全体会議(討議)

目的
日本、中国、モンゴル、韓国、ミャンマーの各パートナー団体の代表・担当者・関係者が一堂に集まり、本事業に 関して全体的な方針を確認する。

議事内容
・参加者自己紹介
・本事業の事業計画の説明(辻一憲、辻秀子)
アジア協働による川をテーマにした環境保全教育活動のネットワーク作りの目的と方法、スケジュールを説明した。

・各国の川、環境教育の状況の説明
各国の説明により、国によって川や自然の状況が違うことを出席者全員が理解した。
日本】:足羽川(川原優一)
・足羽川は九頭竜川水系日野川の支流である。池田町の冠山が源で、旧美山町、福井市内を流れ日野川へ合流する。 川幅が狭く蛇行しているため水害が多い。5年前には福井豪雨が発生し、市街地でも堤防決壊するなど大きな影響が 出た。 ・戦国時代には一乗谷から三国への水運が盛んに行われたり、また50年前には美山の木材を筏にして海へ運んだ。 ・福井市街地の堤防にある桜並木は名所100選に選ばれている。 【モンゴル】;オルホン川、セリング川とバイカル湖など(Batbayar Ulziidelger
・モンゴルでは川や湖が20年前に比べ3分の1がなくなっていて大きな問題となっている。モンゴルの大きな川はオル ホン川であるが、このままではそのオルホン川が2015年になくなってしまうとも言われている。理由と背景は様々で ある。 1990年ではモンゴルの国土の8%が森林だったが、森の木を切って沢山の紙工場を作った影響で、現在(2009年) は5%まで減少してしまった。またイトウ(モンゴルにしか生息していない魚)が消えつつある。モンゴルでは年間で 2週間しか雨が降らない。川の幅がどんどん狭くなっている。 ・金、銅などの鉱物が生産されているが採掘・精製技術が古く、また大量の水を使うため川の水が使われた。その排 水が川に流れ、川がよごれ、魚が死んでしまった。 ・地下水の使いすぎも原因であり、トイレも地下水を使っている。100万都市ウランバートルは2012年に水問題に直面 する。オルホン川の近くに都市を移動させるほかないという意見があり、2010年にどうするかを決めることになってい る。 ・砂漠化が進んでおり、2005年には砂地はウランバートル市まで300km位のところだったが、現在(2009年)は50kmと のころまでやってきた。砂地が南の方から北へ進んでいる。 ・遊牧民は、山羊、牛などを何千頭と飼っている。ヤギのカシミヤが有名になって売れるようになって山羊が増え、20 年前は300万頭だったのが1600万頭にもなってしまった。しかし、馬、牛は、草の地表から出ている部分だけ食べるが、 山羊は草の根まで食べてしまう。山羊が増え続け、草が無くなり、水を下から吸えなくなり砂漠化が進んでいる。この 状況を改善しようと、山羊の頭数のバランスを取るための法律が出来た。 ・オルホン川はセーリング川に合流してロシアのバイカル湖に流入する。モンゴルのフブリス湖とバイカル湖が地下で つながっているということがわかった。上流のモンゴルからゴミがバイカル湖周辺へ流れてくるという問題も発生して いる。 【中国内モンゴル自治区】;ネリーンゴル川、オルガイ川など(哈斯高娃) ・内モンゴルには、チヤガンドウ川、マンドリガ川などがある。内モンゴルにおいて、川と人はとても親密な関係であ る。また、私(発表者)が子どもの頃、オルガイ川で家族と遊びに行って川遊びをしていた。8月初めに東ウジムチンで 見た川はネリーンゴル川である。 ・遊牧民は牛、羊などの家畜を川に連れて行って水を飲ませていた。川がないと生きていけない。水道水は1988年から で、それまでは地下水をくみ上げた井戸水を飲んでいた。 ・内モンゴルの人々は、川にはゴミを捨てない、用を足さない(トイレをしない)、自然を汚さないとゆう意識が強い。 雨が降る→草が伸びる→伸びた草を羊が食べる→羊を人間が食べる→人間が死ぬ→死んだら大地に戻る−という循環が繰 り返されるという意識がある。 【中国浙江省】:銭塘江(王倩、Zheng Zhu Yun)
・中国の川は、南と東が多いく西と北が少ない。揚子江も東は水が多いのに対して西は少ない。川の上流にダムをつくっ ている。また中国のチベット高原が水源で、東南アジアやインドにも流れていく。 ・浙江省は水が多く面積の1割は水面である。西湖、銭塘江、大運河、千島湖などがある。湖が多いが、主なものは西 湖である。西湖は銭塘江とつながっているが、その銭塘江は285kmと浙江省で一番長い川で、ブラジルアマゾン川でも有 名な大逆流が発生する。北京から杭州市までの1,800kmの大運河は2010年の上半期に世界遺産に登録するプロセスが進ん でいる。千島湖は大きなダムである。 ・浙江省は湖の保護対策を進めている。銭塘江や運河の整備も進んでいる。経済開発により進んだ汚染が政府政策によっ て改善されつつある。大きな川の上流には汚染されやすい工場の建設を禁止している。 ・中国には32省あり、以前は川の管理は各省で行っていたが、現在は流域の繋がりをもった管理をしようという動きが ある。また南は水が豊富なので、その南の水を北部にトンネルで流すなど南と北の水を繋ぐ計画が進められている。 【ミャンマー】;エーヤワディー川(龍田キンラッ)
・ミャンマーは、人口は日本の2分の1、面積は日本の1.8倍。農業の国で、水は大事である。エーヤワディー川が1番大 きく、北の方から南の方へ流れ、津波で被害があったアンダマーへ注ぎ込んでいる。 ・ミャンマーでは、川で生活している人が多いし、交通機関として使っている人もいる。しかし、川を大切にしている 人は少ない。どうでもいいと思っている人の方が多いのが現状である。川の物語もたくさんある。 【韓国】;漢江(ハン川)(金玄勲)
・韓国にはソウルを流れる漢江など大きな川は4つある。また韓国では7080の都市開発が進み川の周辺に工場が建設 され増加している。こうしたなかで、川は以前はきれいだったが、現在は汚れていて遊べなくなっている。 38度線の南北2kmは非武装地帯で人が入れない地域であり、自然のままになっている。その北側、北朝鮮から流れて くるイムジン川は漢江に合流する。 ・韓国はあと10年位すると水不足になる。韓国内の4つの大きな川を運河でつなごうという国家計画があったが、反対 された。 ・各国の地球カレッジの目的と実施方法、スケジュール
以下のように各国・地域ごとに分かれて、本年度の訪問および実施準備会会合の展開の仕方、来年度の地球カレッ ジの展開の仕方について話し合った。

【モンゴル】
メンバー;Batbayar Ulziidelger、辻英之など
訪問・準備会実施予定:20103月上旬
訪問者:辻英之など

【中国浙江省】
メンバー:王倩、鄭竹?、辻一憲、川原優一など
訪問・準備会実施:第一次20097月実施済み(訪問者;辻一憲、辻秀子、川原優一)
訪問・準備会実施予定:第二次20101月下旬予定(訪問者;辻一憲など)

【中国内モンゴル自治区】
メンバー;哈斯高娃、上野洋平など
訪問・準備会実施:20097月・8月実施済み
訪問者;上野洋平

【韓国】
メンバー;金玄勲、村上忠明、伊藤弘晃など
訪問・準備会実施予定:20101月下旬
訪問者:村上忠明、伊藤弘晃など
【ミャンマー】
メンバー;龍田キンラッ、辻秀子、辻きぬなど
訪問・準備会実施予定:20102月上旬
訪問者:辻秀子、辻きぬ

当日の様子


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